未来創造弁護士法人

離婚相談

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離婚の手続

ここでは、離婚について、知っておいた方が良い知識や事例などを解説しています。
事前に知識を知ることでトラブルを最小限に抑え、かつ迅速な解決を図ることが出来ます。

協議離婚

離婚したら実家のお墓に入れるの?

若いうちはあまり考えることはないと思いますが、歳を取るにつれて、自身の介護のことや亡くなったときのことが気になってきます。
最近、熟年離婚が増えているようですが、近い将来必ずやってくる死をどう迎え、どこで眠りにつくか、つまりどのお墓に入るのか(自分の遺骨がどうなるのか)は気になるところです。

女性の場合は・・・

 

離婚をしていなければ、夫の先祖代々のお墓に入ったり、夫と一緒に建てたお墓に入るのが通常ですが、離婚をした場合、元夫と同じお墓に入ることは考えられません(女性が希望し、元夫が同意すれば別ですが。)。そうなると、実家のお墓か自分で建てたお墓に入ることが考えられますが、お墓を建てるためには相当費用がかかるので、できれば実家のお墓に入りたいですよね。

しかし、嫁いだ女性は他家の人間として扱われるという慣習があります。そうすると、出戻りの女性が実家のお墓に入れるのでしょうか。また、実家のお墓に入れるか否かは、離婚をして旧姓に戻った女性、結婚していたときの姓(婚氏)を使い続けている女性で異なるのでしょうか。

まず、“嫁いだ女性は他家の人間として扱われるという慣習”はあるものの、あくまでも慣習に過ぎませんし、離婚=嫁がなかったと考えることもできますから、あまり気にする必要はなさそうです。

次に、法律やお墓のある寺院や墓地(霊園)の管理規則で禁止されていないか見てみましょう。お墓に関する法律としては、「墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)がありますが、「墓地、納骨堂又は火葬場の管理者は、埋葬、埋蔵、収蔵又は火葬の求めを受けたときは、正当の理由がなければこれを拒んではならない。」(13条)という条文があるのみですので、法律上、出戻りの女性が実家のお墓に入ることは問題なさそうです。

さらに、管理規則ですが、通常、永代使用権者(お墓を守っている人。祭祀承継者とも言います。)の親族であればお墓に入ることができるとされているので、出戻りであっても、また、婚氏を使い続けている場合でも管理規則上は特に問題なさそうです。

そうすると、結局のところ、お墓の永代使用権者が許してくれれば実家のお墓に入ることができる、ということになりますが、通常、拒まれることはないと思います。離婚婚氏を使い続けている場合、墓石に刻まれている氏と自分の氏が異なることになりますが、亡くなった人の氏名は墓標(墓誌、墓碑、霊標)に刻まれて明示されますので、気にする必要はないでしょう。
仮に、実家のお墓の永代使用権者がお墓に入ることを許してくれなくても、最近では、お墓以外にも、永代供養(納骨堂で合祀)や散骨、手元供養など、色々な方法がありますので、お墓に拘らなくても良いかもしれません。

 

男性の場合は・・・

 

長男が先祖代々のお墓を守っていることが一般的です(最近はそれほどではないかもしれませんが。)。この場合、離婚した男性はそのお墓に入れば良いので特に問題はありません。長男でも先祖代々のお墓を守っていない場合や、次男以下で先祖代々のお墓を守っていない場合でも、自分でお墓を建てているのであればこれも問題ありません。これらに当てはまらない場合には、女性の場合と同様の方法を検討することになります。

 

自分の死後、どのように供養してもらいたいかについては、生前に周囲の人に言っておくことが重要です。また、自分の供養のことだけでなく、財産のことなどについても自分の意思を明確にしておくためには、遺言書を作成しておくとよいでしょう。離婚前に遺言書を作成していた場合には、遺言書の見直しが必要かもしれませんので、弁護士に相談されてはいかがでしょうか。

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